池袋西口散歩で、おもわぬ景色を楽しみました

池袋西口散歩で、おもわぬ景色を楽しみました

休日に友人と池袋で待ち合わせしました。ずいぶん早くつきすぎたので、喫茶店か本屋で時間をつぶそうかとも考えましたが、大変良い天気だったので、少し散歩してみようという気になりました。
池袋はかなりひんぱんに利用する駅ですが、行動範囲はごくせまく、ほとんど駅周辺だけです。東口だとサンシャインシティに「遠征」するのが限界。西口はもっとせまく、せいぜい丸井のあたりまでです。
そこで、その丸井の先を歩いてみようと思いました。行ったことはありませんが、とりあえず立教大学をめざすことにしました。丸井の先を、立教どおりに入ると、町の印象ががらりとかわります。都内屈指の繁華街から学生街へ、それは劇的な変化でした。
ほどなくレンガ造りの大学の校舎が見えてきます。ツタの絡まる校舎。チャペルもあります。想像よりずっと大きなキャンパスです。そして周囲は閑静な住宅街。こういうロケーションのキャンパスはめずらしいのではないでしょうか。
大ターミナル駅の近くにあって、しかも周囲は住宅街というところが、ふしぎな感覚です。三田や白金台のようなセレブな町とはまたちがう、カジュアルな静けさが町に満ちているように感じました。
ふと「そういえば江戸川乱歩の家が近くにある、ってテレビで前にやってたな」と思いました。けれど「近く」ということだけで、広大なキャンパスのどのへんの「近く」なのかはまるでわかりません。
道のわきにマップがあったので見てみると、はっきり「江戸川乱歩邸」という表示があるではありませんか。「なんと親切な町だ」と感激して、地図のとおりに路地に入ると、すぐ見つかりました。
昭和の住宅そのもので、奥に有名な土蔵も見えます。表札は「平井太郎 平井隆太郎」の連名。平井太郎は乱歩の本名で、隆太郎さんはご子息です。当時のままに残してあるのでしょう。
それもまた、すてきな風景でした。
ほんの20分ほどの小さな池袋の旅。短いながら充実した、「乱歩の散歩」になりました。